多摩豊

多摩豊は、黄緑色の大粒のブドウで、酸味が少なく甘味の多くないあっさりした上品な食味が特徴です。巨峰の交雑実生として生まれた白峰から、更にその交雑実生を選抜育成したものが多摩豊で、巨峰の孫にあたります。果房の形は円錐形で果梗が太くしっかりしていて、果粒はソケットに固定された電球のような感じで固定されています。多摩豊の始まりは1984年に遡り、白峰の自然受粉果の種子を播種して得られた実生から選抜育成されました。そして1996年に品種登録されています。ブドウとしては珍しい黄色で、色が他と違うことから、ブドウの中では一際目を引く存在となっています。多汁で優美な甘さを持つ新しい品種ですが、多摩豊は、果肉の芯は強いのですが、粒が落ちやすい側面があります。一般的に、栽培量が少なく希少性ということもあり、また黄色いブドウは他にあまりないので、多摩豊は、デザートやケーキなどの盛り付けによく使われます。実にカラフルで美しいブドウです。多摩豊の収穫期は8月下旬から9月中旬で、巨峰を白色にしたようなブドウで、皮ごと食べられます。果肉は半透明のクリーム色で、締りがあって、噛むと優しい歯ざわりがあります。

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